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久しぶりに、郷里「与論島」の再生のアイデアについて記事を書いてみます。 これまで、自分なりに思いつく限りにおいてアイデアを書き綴ってきましたが、最近思っていることは、結局のところ、やや抽象的な言い方になりますが、島の今後の発展のために必要なのは、やっぱり、“チャンスの提供”と“チャンスを創る人の存在”かなと。 そして、その鍵になるのは、これも以前から言っていることですが、「人(人材)」です。 人材をどう増やし、人材をどう育て、その人材がどう動くかで島の行方が左右される、ということですね。 これは何も与論島に限ったことではなく、過疎で悩む、有効な地域活性化策がなかなか見い出せずにいる多くの市町村の問題・課題でもあるでしょう。 こんなブログをやっているせいか、時々私のもとへ面識のないブログ読者の方からこんな質問というか問合せメールを頂くことがあります。 「与論島を移住候補に考えていますが、島に就業先(仕事)はありますか?」 「与論島で仕事をしたいのですが、どんな仕事がありますか?」 「与論島でこんなビジネスをしたらニーズはありますか?」 「与論島でビジネス用のオフィス物件は借りることができますか?」 「与論島で土地の売買はできますか?」 「与論島で暮らすにはどれぐらいの生活費が必要ですか?」 「与論島に移住する場合、住む場所(賃貸アパートなど)は確保できますか?」 などなど。 私は島を離れて30年以上が経ち、帰省も数年に一度程度なので最新情報には疎いのですが、帰省などの際に見聞きした情報やネット上の関連情報などをもとに、できるだけ私レベルで提供できる情報は提供しています。 本当は、島の役所、商工関係者、関連事業者や個人ボランティアの人などがそういった情報を流してくださればいいのでしょうが手が回っていないようで、そういった情報を入手したい人は、わらをもつかむ思いでこのようなブログをやっている島出身の私へ具体的な情報を求めて質問したのでしょう。 私は現在東京暮らしですが、東京のような大都市だと、求人情報が欲しければ、ハローワークなどの公的職業斡旋機関、求人サイトや人材紹介会社などいろんな手段が活用できます。 また、住む場所についても、不動産業者や不動産情報サイトなどが活用できます。 要するに、欲しい情報を入手できる手段がたくさんあり、しかも気軽に活用できるのです。 しかし、いかんせん、自然以外は多くのものが不足している片田舎の与論島ではそれらは期待できません。 とはいえ、多少なりともそういった情報が発信されていれば、欲しい人にとってはありがたいはずです。 例えば、こんなケースを考えてみましょう。 ある都市に住んでいる中高年の勤め人が、現在の仕事に疲れ、住む環境にも居心地の悪さを感じていたので、人間らしい暮らしをしたいと思い立ち、家族ともども南の島へ移住を考えたとします。 そうした場合、その島に一度も行ったことがなく、縁故者もいなかったら、ゼロからいろんな情報を集めなければなりません。 家族で移住するという一大決心をするわけですから、情報は具体的、詳細であればあるほどいいわけです。 現在と同様に勤め人を続けたいのであれば、適当な勤め先は見つかるか、手頃な値段で住居は確保できるか、一ヶ月の生活費はどれぐらいかかるのか、島独特の慣習(特によそ者がなじみにくいようなもの)はあるのか、などいろんな疑問が出てくるでしょう。 こういう情報が入手しやすければしやすいほど、移住可否の判断がしやすくなります。 そういった点が、私が言うところの“チャンスの提供”ということです。 もう一つ、“チャンスを創る人の存在”ということについてですが、与論島は本当に小さい島で人口も5,000人程度なので、都市、特に大都市の人から見れば、いろんな分野がないないづくしです。 もし、例えば、東京でITエンジニアをしていた人が、与論島に移住してIT関係の仕事をしたいと思っても、IT企業のような企業は見当たらないし、求人情報すらないでしょう。 その技術はどこかしらで生かせる場面はあるかもしれませんが。 極端な話、どこかの会社勤めを期待して「仕事の求人はありますか?」と聞かれたら、「農業、漁業関係、居酒屋のスタッフだったらたまに出るかもしれませんね」と答えるぐらいしかできないかもしれません。 仕事の求人がたまにあったにしてもそこにはほとんど選択肢がないというか限られているのが現実です。 島民であれ、島外から来る人であれ島で仕事に就きたい人にとっては、仕事の選択肢がたくさんあることはありがたいことです。 だから、逆に言えば、そういった働き口を創ってくれる人、私の言い方で言えば“チャンスを創る人“の存在はとても重要なのです。 島民でも島外者でもいろんな分野で事業を興して人材を雇用する、島外で事業を行っている会社が島に進出してきて人材を雇用する、島出身者で島外で活躍していた人が帰島して事業を興し人材を雇用する、そういったことが就業先の選択肢を増やし、島に住む人にとって島の魅力をさらに高めてくれるはずです。 観光で自然に触れたいだけの人は観光が済めば帰っていくだけなので、観光業での活性化は一時的なものだしブームにも左右されるものです。 このブログを立ち上げ記事を書き出したのも、私ができる範囲での郷里「与論島」の活性化(発展)策の一つですが、その他いろんなアイデアを思い付きながらちょっとずつ取り組んでいます。 与論島とは直接は関係ありませんが、以前よく飲み歩いていた新橋の飲み歩きをブログにしたことがあります。 『華麗なる新橋徘徊族』 その際、よく顔を出していたお店では「ヨロン」という呼び名で通っていて一時期新橋では多少有名人でしたが(笑)、これなども我が郷里を多くの人に知らしめるためにやっていたことでした。 その他にも、ネット上の名前を「ヨロン」にしているのも同様です。 “チャンスの提供”をするのも“チャンスを創る”のも簡単ではないので、まずは、与論島の発展を願う人一人ひとりが、自分ができることで貢献していくしかないかもしれませんね。 以前、島の広報誌で島の活性化のアイデアを島民から募集していたことがあったような記憶がありますが、微力ながら、島外からですが私のアイデアが多少なりとも参考になれば嬉しいと思う次第です。
by yoronto
| 2017-07-10 20:51
| 島の再生
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