![]() by yoronto
検索
カテゴリ
最新の記事
最新のトラックバック
以前の記事
2025年 02月 2024年 09月 2022年 05月 2021年 05月 2018年 08月 2018年 02月 2017年 07月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 02月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2009年 12月 2009年 10月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 01月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 フォロー中のブログ
外部リンク
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() いつだったかTVを観ていたら、日本のある地方で今はほとんど姿を消してしまった“行商”が今なお活躍しているという話題の番組を放送していました。 ただ、その行商の人も高齢になりいつまで続けられるかわからないということでした。 この番組を観ながらふと思ったのです。 「あー、そういえば、子供の頃、与論島にも行商をする人たちがいたよなぁ。うちにもよく来てたもんなぁ」と。 その日獲ったばかりの新鮮な魚を売りに来る人がいたり、できたての豆腐を売りに来る豆腐屋さんがいたり。 うちの母などがよく買っていましたが、新鮮な魚、できたての豆腐の味は本当に美味しく、子供の頃は行商の人がやって来るのが待ち遠しかったものです。 そういや、本土から富山の薬売りさんも来てたなぁ。 その薬売りさんがおまけでくれる風船などが子供心になんと嬉しかったことか。 今、与論島ではそんな人たちはいるのでしょうか? 最近の事情はよくわかりませんが、大型のスーパーもできたし、車やバイクを所有する人も増えたので、多くの島民は繁華街“茶花”のお店などに買い物をしに行っているのではないでしょうか。 たまに、島外から島民の純情さにつけ込んで怪しげな商品を売り付けに来る人を見かけたことはありますが。 行商、何となく懐かしさを感じませんか? といってもある程度の年齢の人たちにとってかもしれませんが。 昔の日本では大活躍していたのです。 ある時は大きな風呂敷にたくさんの商品を包んで背中に背負って歩きながら、ある時はバイクの荷台に商品を積んで走りながら、ある時は車に商品を載せて走りながら。 ある意味、日本の発展を陰で支えた商人たちだったのかもしれません。 冒頭で紹介したTV番組の話に戻りますが、番組に登場した行商の人はバイクに乗って洋服を売る商いをしていました。 その人は商売で各家庭を訪問しながら、そこで暮らす人たちと会話を交わし、情報をやりとりすることに喜びを感じ、ヤリガイを感じるのだそうです。 一人暮らしのお年寄りのもとへは、例え商品が売れなくても、相手の安否を気遣い、様子を見るために必ず顔を出しているのだそうです。 訪問されるお年寄りも、その行商の人がやって来るのを楽しみにしているのだとか。 そこには、人間関係の希薄な都会には見られない、売った買ったで終わってしまうだけの商売にはない、人間同士のつながり、心と心の触れ合いがあるような気がします。 そこで、私の考える与論島再生のアイデアです。 与論島に行商文化を復活させてはどうか 私のアイデアはすべて、以前に『与論島再生のための100年ビジョン』の中で提言した与論島が目指すべきコンセプト「自然と生きる、自然に生きる、“魂の島”」に沿うものです。 人間同士のつながり、心と心の触れ合い、まさに人間が欲してやまない自然な生き方だと思いませんか? 与論島は小さな島だし、多くの家に車やバイクなどがあるので行商なんて意味がないと思われるかもしれません。 今どきそんな商売スタイルなんて流行らないし、儲からないし、考えるだけバカバカしいと言うかもしれません。 でも、本当にそうでしょうか? 今の世の中をよく観察してみて下さい。 世の中の変化を観てみて下さい。 3月11日の東日本大震災以降、福島第一原発事故の発生以降、人々の意識の中に変化が生じています。 エネルギーは安心・安全なものに頼りたい、食べるものは安心・安全なものを食べたい、いつまでも健康であり続けたい、周囲や地域の人たちと一緒になって安心・安全な街づくりをしていきたい、、、人間が本能的に持っていたもともとの原点に戻っている、いや向かっているような気がしませんか? その時に大事になるのは、人と人のつながりです。 行商文化はそれを実現するための一つの手段です。 このアイデアには、行政の力よりも個人の思いと行動力が必要です。 自分の家の畑で作った新鮮で美味しい野菜をたくさんの島民に届けたい、漁で獲れた新鮮で美味しい魚を新鮮なうちに島民に食べてもらいたい、自分のお店で売っている商品やサービスを島の隅々まで運んでいきたい、自分が自宅で作ったオリジナルのお菓子やケーキを誰かに食べてもらいたい、、、行商を通して得られる人と人のつながり、喜びとヤリガイ、そんな島の文化、いいと思いませんか? 島外から移住してきた人たちが島になかったいろんなものを持ちん込んで行商活動を行ってくれたら、それもまた島の活性化につながっていくように思うのですが、いかがでしょうか?
by yoronto
| 2011-10-03 09:24
| 島の再生
![]()
|
ファン申請 |
||