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我が魂の島ヨロン島 The Soul Island "Yoron"


本名:竹内富雄。1964年、東洋の真珠“与論島”で生まれ育つ。私の原点と魂は今もなおこの島にある。 I was born in the small island in Japan.The name of this island is "Yoron" where is very beautiful.
by yoronto
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【与論島再生のアイデア(4)】小さな畑付きの家を販売してはどうか

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【与論島再生のアイデア(4)】小さな畑付きの家を販売してはどうか_e0032991_1045776.jpg

【与論島再生のアイデア(4)】小さな畑付きの家を販売してはどうか_e0032991_10452661.jpg

島の繁華街のはずれに高級住宅地として売り出されている宅地があります。
民間企業の事業なので自由にやればいいとは思いつつも、果たして、現在の与論島でこういうものを販売しても売れるのだろうかといささか疑問になりました。
私が思うに、これは完全にバブル時代の発想なのです。

バブルで高値の不動産が売れに売れたのはもはや過去のこと。
今はデフレ経済で物の値段が下がり、個人の資産も目減りしている時代。

そんな時代背景にありながら、交通の便も悪い辺境の南の島で、高級な宅地を買い家を建てて住みたいと思う人はどれだけいるでしょうか。
地元の人が買うわけはないんですから、販売ターゲットは島外の人になります。
はっきり言って、私はほとんどいないと思います、余程魅力のある物件でなければ。

では、与論島では不動産業は成り立たないのか。
私はやり方次第で成り立つと考えています。
私のアイデアを述べます。

9月28日付の記事
で、私は「与論島が増やすべきは、観光客ではなく移住者だ」と言いました。
その考えに基づき不動産業を考えてみるなら、移住者が与論島の不動産に魅力を感じるようにしなければなりません。
そこで、私はこんなことを思い付きました。

小さな畑付きの家を販売してはどうか

これは高級別荘のようなものではなく、一般庶民が住むことを想定したものです。
このアイデアは、私の長い都会暮らしの経験からきています。
都会で住み続けている人、特に田舎を持たない人の中には、空気の美味しい、自然に囲まれた環境の良い土地で農業など一次産業に関わりながら暮らしたいと考えている人が少なからずいます。
私の知り合いにもそういう人はいるし、実際にそれを実行した人もいます。

そして、私がそういう田舎暮らし願望の人たちを観るに、農業といっても、与論島の農家がやっている大規模なものではなく、小さな畑でいいから自給自足ができる程度、あるいは少しばかり販売して現金収入が得られる程度でいい、と考えている人たちも多いような気がしています。
定年までにそこそこお金を貯め、子供も自立し、あとは余生を楽しく過ごしたいと考えている人などにはそういうライフスタイルは合うのでしょう。

与論島の現状をみると、島の人口は減る一方、産業の担い手である若者たちは島外へ流出するばかりです。
農家によっては自分の所有する畑の維持ができず、荒れ地にしてしまっている状況もあります。

私の実家の畑も今後どうなるか心配です。
島に荒れ地が増えることは自然化が進むことにはなりますが、反面、人々の暮らしという視点では活力が低下することにもつながります。
現実的な島民の暮らしからいえば、やはりそれはマズイでしょう。

そこで、それを解決するための策が私のアイデアです。
与論島は、荒廃化する島土を何とかする必要がある、島外(特に都会)にはできれば農業でもしながら田舎暮らしをしたいという人がいる、島は現実的な問題としてお金が欲しい、移住者はできるだけ安い費用で望むものすべてを手に入れたい、、、この両方のニーズをうまくマッチングさせられるアイデアだと思うのですが、いかがでしょうか?
与論島へ移住したいと思う人がその夢を叶えやすいようにし、それによって移住者を増やし与論島を活性化させていく、それが私のアイデアのポイントです。

by yoronto | 2011-10-02 11:56 | 島の再生
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