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本土から癒しを求めて与論島へ旅する旅人(与論島の方言では“タビンチュ”)、普段は本土で暮らしたまに帰省する出身者、あるいは自然や古い時代について研究する研究者などは思うことでしょう。
「昔の自然が残る、古き良き文化を残す島であり続けてほしい」と。 しかし、与論島は時代とともに開発が進み、本土の文化もどんどん入り込んでいます。 私が幼少の頃は、野生の木々や植物が群生する場所が島のあちこちにたくさんありましたが、昭和54年(1979年)に本格的に始まった「与論校区農村基盤総合整備事業」(通称“構造改善”)により、それらの場所は開墾されて畑になり、野生の自然は姿を消していきました。 逆に、その結果、島の農業の生産性は大幅に向上しました。 民族学者・宮本常一氏は、変貌した与論島を見て、昔の与論島のほうがよかったというようなことを著書で書いています。 しかし、この島で暮らす人々は違う思いを持っています。 その思いを一言でいえば、「豊かになりたい」ということです。 昔のままの自然を残すことで島全体、島民の多くが潤い、豊かになるのであれば島を変える必要はないかもしれません。 ただ、現実はどうかといえばそれは難しいと言わざるをえません。 ましてや、今は、かつての観光ブームが過ぎ去り、もともとからやっていた農業や漁業、その他の産業で島の経済を維持していくしかない状況です。 自分たちが生きていくためには、子供たちを本土の学校へ通わせるためには現金収入が必要です。 また、本土の情報が入り込めば入り込むほど、島民たちは本土の生活に憧れ、同じ文化、スタイルを共有したいと考えます。 これは与論島に限らず、過疎化が進む辺境の片田舎で暮らす人々に共通する思いでしょう。 「昔の自然が残る、古き良き文化を残す島であり続けてほしい」と願うのであれば、そう願う人たちがそうなるように何らかの貢献をするしかありません。 島に帰省する度に変わりゆく与論島を見て複雑な思いがします。 開発、発展、、、、島民には必要なことなのでしょう、、、、一方で、消えゆく自然、古き良き文化、なんだかもったいないような気がします。 このまま開発、発展が進み、与論島がかつての与論島ではなくなり、本土の風景と変わらぬ風景になった時、島民は、島外の人たちは与論島にどういう印象を持つのでしょうか。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by yoronto
| 2011-09-08 10:36
| 島の文化
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