我が魂の島ヨロン島 The Soul Island "Yoron"


本名:竹内富雄。1964年、東洋の真珠“与論島”で生まれ育つ。私の原点と魂は今もなおこの島にある。 I was born in the small island in Japan.The name of this island is "Yoron" where is very beautiful.
by yoronto
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【与論島再生のアイデア(50)】視点を変えて観光スポット、地元名物を発掘してみてはいかが?

私は東京で長年暮らしていますが、街中をぶらぶらしている時などに、写真を撮っている外国人と遭遇することがよくあります。
彼らがどんなものに興味を抱き写真を撮ったのか観察していると、意外と日本人が気にも留めないようなものを撮っていたりすることに気付きます。
例えば、街中のどこにでもある信号機や横断歩道だとか、何の変哲もないビルの風景や木々の風景だとか。

彼らのそんな姿を見てふと思ったんです。
そこで暮らしている人には当たり前すぎて面白くも何ともないものでも、他の地からそこに初めて来た人には見るものすべてが興味の対象になるんだろうなと。
そういえば、私が与論島を出て初めて東京に上京した時、島の暮らし、風景とはあらゆるものが違いすぎていろんなもの、出来事に興味津々だったことを思い出しました。

観光で町興しをしようとすると、多くの場合、地元の人が自分たちが紹介したい観光スポットや売り出したい地元名物をPRしがちです。
そこにあるのは観光客、お客さん視点ではなく自分たち視点なのです。

自分たちがそれほど努力しなくても自然に多くの観光客が島を訪れ、お土産品などを買ってくれた時代はそれでよかったかもしれません。
しかし、今はこれまでとは違う視点でかなりの努力をしないと観光客を呼び込めないし、地元の商品を買ってもらえない時代です。

そういう時代において大事なことは何か。
それはまさに冒頭で紹介した例、つまり、その地に(初めて)やって来る人の視点で物事をとらえることです。
いきなり他人の視点で見てみろと言っても難しいでしょうから、それならば、実際に他人(観光客等)にいろいろ見てもらって、経験してもらって意見を聞けばいいのです。
外部の専門家や外国人の意見を聞いてもいいかもしれません。
「へっ、こんなのが面白いのか」という意外性もあるかもしれませんね。
与論島の最大のPR対象である自然にしても、視点を変えれば面白い発見があるかも!

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# by yoronto | 2014-05-06 16:09 | 島の再生

【与論島再生のアイデア(49)】雇用拡大のための起業優遇と消費拡大のための移住促進

先日あるTV番組を見ていたら、静岡県東部の伊豆半島の最南端にある町・南伊豆町の話題が取り上げられていましたが、今この町では雇用の機会が少ないため人口流出と移住者が増えないことの悩みを抱えているという内容でした。
南伊豆といえば首都圏に近く観光客も多いので、財政も潤ってそれほど深刻な問題はないのかと思っていましたが実際はそうでもないようです。
平成20年度のデータでみると、南伊豆町を含めた伊豆地域で年間の観光客数は約4,000万人(うち宿泊者は約1,200万人)という感じですごいのですが、過去からのトレンドとしては減少を続けているようです。

観光資源があってそれにより多大な観光収入が得られるのは喜ばしいことではあるのでしょうが、それだけに依存していると観光客が減った場合に多大なダメージを受けるリスクもあるといえるでしょう。
町全体の活性化と財政、町民の収入の確保を考えるなら、町に雇用の機会が増え、その結果町民の数も増え、それによって消費が活発化して町の景気が良くなる、という構図がもっとも理想的かもしれません。

このことは与論島にも当てはまることです。
島に雇用の機会は少なく、若者はどんどん島から出ていって島外で暮らすようになり、島の産業も斜陽化していく流れの中でさらに雇用の機会が減って島の経済は活力を失っていく、どうやら悪循環に陥ってしまっているようです。
では、この悪循環を断ち切り、島の活力を取り戻して今後の発展につなげるにはどうするか。
以下はそのためのアイデアです。

以前に移住者を増やすべきというアイデアを述べさせていただきましたが、島に移住してほしい人は、島に雇用機会をつくってくれる人、島で消費行動を行ってくれる人です。
それぞれの人を増やすにはどうするか。

1.島に雇用機会をつくってくれる人について

大手企業を誘致するという考え方もありますが、これはなかなか難しいでしょうから、起業家や起業準備中の人を呼び込むというのはどうでしょうか。
島への移住希望者には、公営の建物、民間の建物等に空きスペースがあれば、それを無料なり格安で賃貸するとか、他にもいろんな面で優遇するとか、方法はいろいろあると思います。
彼らが事業に成功すれば雇用の機会が増えるかもしれませんし、既存の島の産業に新しいアイデアを吹き込んでくれるかもしれません。

2.島で消費行動を行ってくれる人について
例えば、都会の企業を定年で退職し(希望早期退職者含む)、お金をそれなりに持っていて老後の生活を南の島で送りたいと考えている人や、事業(仕事)でそれなりに成功してしばらく南の島で暮らしたいと考えている人などを対象とし、住む場所(土地、家)の提供、各種優遇策を実施してみてはどうでしょうか。
移住者が最初に気にするのは、住む場所が手頃な値段で確保できるかどうか、生活環境はどうか、といったことです。
このあたりは適宜情報提供が必要でしょう。

現在の与論島だと、都会でやっている仕事の経験が生かせる場がほとんどないんですよね。
現在島で暮らしている島民の力で雇用の機会を増やすことができないのであれば、島外の人の力・知恵を借りるしかないと思うわけです。
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# by yoronto | 2014-04-29 14:06 | 島の再生

与論島の将来の発展を考える上で大事なポイントは、日本の人口減少と日本人の高齢化

現在の日本の人口と年齢構成及び今後の予測をご存知でしょうか?
与論島の将来の発展を考える上で、この二つに関し、現在の状況と今後の予測を知っておくことはとても大事です。
なぜかといえば、それは“活性化”に影響してくるからです。

与論島の人口がだんだん減り、若い人の島外への流出が増え、島が高齢化している現実はきっと多くの島民が気付いていることでしょう。
この傾向は与論島にかぎらず、日本のほとんどの地方が直面している問題です。
この問題に直面している地方は、活性化どころかどんどん衰退しているといっても過言ではないでしょう。
だからこそ、地方は必死になっておらが町や村のPR、活性化に取り組んでいるわけです。

総務省のデータによれば、以下のようになっています。
簡単に言えば、全体的に人口は減り、高齢者は増えているトレンドだということです。
【平成25年8月1日現在(確定値)】
 <総人口>1億2733万6千人で,前年同月に比べ減少:▲21万9千人(▲0.17%)
 ・0~14歳人口は、1643万6千人で,前年同月に比べ減少:▲15万3千人(▲0.92%)
 ・15~64歳人口は、7918万2千人で,前年同月に比べ減少:▲120万8千人(▲1.50%)
 ・65歳以上人口は、3171万8千人で,前年同月に比べ増加: 114万2千人( 3.73%)
 <日本人人口>1億2578万5千人で,前年同月に比べ減少:▲24万4千人(▲0.19%)

一人の女性が15歳~49歳の間に産む子供の平均数のことを合計特殊出生率といいますが、この率が2.08を下回ると人口が減少するといわれており、今の日本の現状はどうかといえば1.41です。
このまま推移すれば人口はどんどん減り続けていくわけです。
一方で、社会が豊かになり、医療技術の進歩等によって日本人の平均寿命は伸び続け、今や65歳以上の人が全人口に占める割合は25%(4人に1人が65歳以上)にも達しています。
つまり、日本は超少子社会・超高齢社会になっているのです。
超高齢社会への突入スピードは世界で日本が断トツです。
未来にはいろんな不確定要素があるので正確な予測は難しいでしょうが、今から50年後の2055年には全人口の40.5%が65歳以上になるという予測もあります。
(参考)関連記事:ブログ『ビジネスピープル共和国

国連の基準では、65歳以上の人口が総人口の7%を超える社会を「高齢化社会」と呼び、日本は今から42年前の1970年(昭和45年)に高齢化社会に突入しました。
また、65歳以上の人口が総人口の14%を超える社会を「高齢社会」と呼びますが、日本は今から19年前の1994年(平成6年)に高齢社会に突入しました。
そして、65歳以上の人口が総人口の21%を超える社会を「超高齢社会」と呼びますが、日本は今から7年前の2007年(平成19年)に超高齢社会に突入しました。
2015年(平成27年)には、65歳以上の人口が総人口の25%を超え、日本人の4人に1人が65歳以上という老人大国になるだろうと予測されています。

日本は、高齢化社会から高齢社会になるのに24年かかっていますが、世界の他の国はどうかといえば以下の通りです。
・フランス(115年)
・スウェーデン(85年)
・アメリカ(69年)
・イタリア(61年)
・イギリス(47年)
・スペイン(44年)
・ドイツ(40年)
日本社会がいかに早いスピードで高齢化しているかがよくわかります。
この日本社会の大きな変化は与論島にも影響を及ぼすことは確実です。

昨日、『ガイアの夜明け』という経済ドキュメンタリー番組を観ていたら、高齢者の方が元気で仕事の最前線で頑張っている姿が映し出されていました。
これは、与論島の将来を考える上で大いにヒントになります。
つまり、高齢者が活躍できる場・機会を提供する、そういうことに積極的に取り組んでいくのがとても重要だと思うのです。
かつては、若い人や観光客を島にいかに呼び込むかを主に考えていたかもしれませんが、これからは、元気な高齢者をいかに島に呼び込むかを真剣に考えたほうがいいかもしれません。

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# by yoronto | 2014-02-12 15:42 | 島の再生

【与論島再生のアイデア(48)】与論島バージョン“恋するフォーチュンクッキー”はいかが?

今、あちこちの自治体や企業がPR用に作っている“恋するフォーチュンクッキー”ビデオ。
与論島バージョンも作ると面白いかも。
はい、たんなる思いつきのアイデアです(笑)。
それって何?、という方は以下をご覧下さい。
(バージョンは他にも多数作られています)

AKB48公式バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=dFf4AgBNR1E

神奈川県バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=RBBbuspVyyU

熊本県バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=nDentcBaRlA

佐賀県庁バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=Bi4Ikk835Bs

大分市バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=snUon5l5cto

東京都国立市バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=RyE1f2DGtug

神奈川県伊勢原市バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=HPBZc76gW-o

北海道鷹栖町バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=HTlM3Pa1QkM

兵庫県猪名川町バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=ugZkR7gex_s

大分県玖珠町バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=FUzgHF6fu6w

能登町小木バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=ojJb-DhAxpU

日本交通バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=sxmKGZL_ki8

ジャパネットたかたバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=ATWzdLG25eM

京浜急行バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=gL5F8Rb3njY

湘南藤沢徳洲会病院リハビリテーション室バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=JznL0MXskuA

鹿児島大学バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=zCug1-UKrBA

東海大学バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=JTBRxZLYU9Q

星薬科大学バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=4oeUSSKHfrg

関西学院大学バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=wBIvf5TcUj0

岩手県立大学バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=N8UbQ29kO9s

山口県徳山高校バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=XRENSLHo0WQ

埼玉県越ヶ谷高校バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=MGNdJGapxn8

愛知県風かおる丘幼稚園バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=137cIZTLjLA

大分県ふたば保育園バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=Vm_B6amGo5U
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# by yoronto | 2013-12-04 11:00 | 島の再生

2013年夏 郷里「与論島」の風景

今年の夏、久々に郷里「与論島」に帰省しました。
1週間ほど滞在したのですが、帰省を終え東京の自宅に戻ってしばらくしたら、非常に強い台風24号が与論島を襲い、全家屋の1/3を破壊するという悲しい出来事が発生しました。
家族団欒のひとときを楽しんだ私の実家も被災しました。
台風襲来は毎年避けることのできない島ですが、一日も早い復興を願うばかりです。

与論町では、台風24号にともなう義援金を募集しております。
ご支援頂ける方はどうぞよろしくお願い申し上げます。
※義援金の詳細
http://www.yoron.jp/life/pub/detail.aspx?c_id=26&type=top&id=1192

鹿児島県最南端に位置する与論島は、台風の襲来を除けば、自然がとても美しい島です。
特に、周囲が珊瑚礁(リーフ)に囲まれた海岸線は絶景です。
帰省中に撮った写真を掲載いたしますのでお楽しみ頂ければ幸いです。
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# by yoronto | 2013-10-26 17:38 | 島の見所

【与論島再生のアイデア(47)】観光客誘致の対象は、台湾、東南アジアか

今、日本の企業は、反日ムードの強い中国や韓国よりも親日ムードのある台湾や東南アジアなどへの進出を加速させています。
これは観光産業も同じで、国の機関や観光業界もこれらの地域への働きかけを強めています。
与論島の観光業の発展を考えるなら、この流れに乗るほうが賢明でしょう。

以前勤めていた会社で、上司から半分冗談で「お前の故郷は、東京より台湾のほうが近いんだから就職する場所は台湾がよかったんじゃないか」と言われたことがありました。
その時は、「あはは、そうかもしれないですねー」と笑い話にしましたが、しかし、真面目に考えてみれば、地理上の位置からすれば一考に値しそうです。

世界的にみれば、経済の活力はどんどんアジアにシフトしており、その結果アジア諸国はどんどん豊かになってきています。
国民の生活が潤えば、それに伴って海外旅行を楽しむ人も増えてきます。
日本の歴史を振り返ればわかります。

与論島の観光客誘致は、かつての観光ブームもあり、本土からの観光客誘致がメインだったかと思います。
しかし、残念ながら、海外旅行が格段に安くなって気軽に行ける時代の今、かつてのような本土からの観光客誘致は期待できないでしょう。
これに対し、台湾、東南アジアなどのアジアの国々からの観光客は期待できます。
距離的に近い台湾の人々などには、南国与論島の自然はかなり魅力的なはずです。
観光産業に関わっている方々は、アジア諸国の旅行会社への働きかけ、島内での受け入れ準備(外国語の習得含む)、情報発信などに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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# by yoronto | 2013-09-24 10:49 | 島の再生

与論島の各産業の将来を憂う

9月12日~9月19日までの1週間、与論島の実家に帰省していましたが、島に滞在期間中、島の隅々まで歩き回って現状を見ました。
いろんな場所の風景写真を撮ることを目的に数日間は朝から夕方まで歩き通しでした。
暑いこともあってか、島内を私のように歩いている人はめったに見かけませんでしたが、歩き回ったおかげで島のいろんな姿を十分見ることができました。

今回の帰省を通して率直に感じたことを一言でいうと、「与論島の各産業の将来はかなり厳しい」ということですね。
滞在期間中、観光地で観光客の姿を見かけることはほとんどなかったし、茶花の商店街はシャッターが閉まったままのいわゆるシャッター通りだし、干ばつのせいでサトウキビは枯れているし、稼働中の工事現場はほとんどないし。
サトウキビ畑を所有し、牛を何頭か飼っている親戚の人に聞いたところ、「現状の収入での生活は苦しく、TPPの影響でサトウキビがダメになるようなことになれば与論島全体が大変なことになる」とのことでした。

このブログで、これまでいくつも与論島の再生のアイデアを書いてきましたが、若い人たちがどんどん外へ出ていき、島民の高齢化がどんどん進んでいく現状においては、やはり、“若者、バカ者、よそ者”の力に期待するしかなさそうです。
帰省した折に、親からは「お前、島に帰ってくる気はないか」と言われたのですが、私は東京でまだやりたいことがあるためそれが成就するまでは帰る気になれません。
ただ、微力ながら、こういうブログなども活用しつつ今後とも島の外から島の発展を支援していきます。
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# by yoronto | 2013-09-24 10:05 | 島の産業

【与論島再生のアイデア(46)】これからの与論島に似合うのは、ロハスとかスローライフとか

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最近読んで共感した本に次の二冊があります。
ぼくはお金を使わずに生きることにした』(マーク・ボイル著、紀伊国屋書店)
29歳のイギリス人の若者が1年間お金を使わず自然の中で生活した体験を記したもの。
彼の行動は世界中から大きな反響があり(同書は既に世界10数ヶ国で刊行)、人間はお金をそれほど持っていなくても、自然の恵みに感謝する心、謙虚に学ぶ姿勢、他人との良好な人間関係があれば豊かな生き方ができるということを教えてくれます。

僕たちは島で、未来を見ることにした』(株式会社巡の環著、木楽舎)
都会暮らしをしていた若者たちが都会的利便な環境を捨て、島根県の隠岐諸島にある人口2,300人の海士町に移住し生活した体験を記したもの。
悪戦苦闘しながらも島に溶け込んでいく彼らの姿、そしてそんな彼らを温かく見守り受け入れていく島の人々、“よそ者、若者、ばか者が地域を変える”というのがよくわかります。
同町は人口の1割以上が、Iターン、Uターンなどの移住者で占められているそうです。

これからの世の中には、ますますこういう人たちが増えていくでしょう。
これはもう必然といってもいいかもしれません。
地球、世界を取り巻く環境を考えてみればわかることです。
今、そしてこれから世界の人々の前にたちはだかる最大の問題は環境問題です。
環境問題は、自然破壊だけでなく、高齢人口の増加、食料不足、貧富の格差等いろんな事柄と密接に関係します。
これは人々のライフスタイルに大きな影響を与えます。
2011年3月11日の東日本大震災以降、原発汚染、全国各地での豪雨被害、猛暑・干ばつ、竜巻・台風被害等、手に負えない出来事が続いています。
こういうことが連続的に起きてくると、自分の中で“生きる”ということについて今まで以上に真剣に考える人が増えてくるような気がします。

私は、以前から与論島の今後のビジョンについて、次のフレーズに集約して打ち出しています。
自然と生きる、自然に生きる、魂の島
この意味するところについては、2011年9月21日付の記事「【与論島再生のアイデア(1)】我が故郷「与論島」再生のための100年ビジョン」 をご参照下さい。
島民の多くが今も昔も大事にしている自然や精神的なものは、これからも与論島の宝物として大事にしていくべきでしょうし、もしそこからはずれたものを選択しようとすれば必ずやしっぺ返しを食らい、うまくいかないことのほうが多いかもしれません。

そういうことを考えると、ライフスタイルという点では、与論島に似合うのは、ロハスやスローライフなのかなと思います。
私と近い世代の方や私より上の世代の方ならきっと経験があるかもしれませんが、子供の頃、野生の野イチゴを摘んで食べたり、みかんやグアバや桑の木から実をもいで食べたり、そんな楽しみがあったものです。
あるいは、手作りの竿やモリで魚を釣ったり、獲ったりしたこともあると思います。
残念ながら今の子供たちにはそんな場もないし、機会もなかなかないでしょう。
しかし、それでもまだ、今の与論島にはロハスやスローライフに合う環境があります。
島民の皆さん、今後移住を考えている島外の皆さん(島出身者含む)、こういう視点から自分のライフスタイルをつくっていってみてはいかがでしょうか。
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# by yoronto | 2013-09-07 14:14 | 島の再生

【与論島再生のアイデア(45)】土地、建物・施設の有効活用を考えるべき時がきた

私の実家はサトウキビ農家ですが、担い手は80代後半の父と同居する姉たちです。
島内に点在する農地はそれなりの広さがあるので、現在の担い手にとって、手入れや作物の収穫は負担になっています。
すぐ近所に親戚が住んでいますが、一人暮らしなので私の実家同様に農地の手入れや作物の収穫は大変だと思います。
私が子供の頃は各家庭にたくさんの子供たちがいたので家族全員で農業に携わり、現在に比べれば仕事はずいぶん楽だったのではないかと思います。
島の人口は減少一途のトレンドです。
現状ではかろうじて5,000人を超えていますが、日本の人口予測などをもとに考えれば、今後中長期的には4,000人、3,000人とさらに減少の一途をたどることも十分予想されます。
人口が減るというのは若い人が減ることを意味しますから、島民の平均年齢はどんどん高齢化します。

もし、そうなったらどうなるか。
島の産業を考えてみて下さい。
主要なものは、農業、漁業、観光業です。
農業や漁業はかなり重労働なので、高齢者には辛い仕事です。
私の父からは、「俺は体力の限界だから、田舎に帰って農業をやってくれないか」みたいなことを言われることがありますが、東京で長年サラリーマン生活を経験した私からみると、今の与論島の農業は効率が悪く、生産性も高くなく、それに面白くないし、儲からない仕事です。
だから、あまり積極的に今のままでの家業は継ぎたくないのです。

それに加え、もう一つ問題があります。
私の父は古い人間で自分なりの成功体験を持っているので、自分がやってきたやり方に固執しています。
もちろん、家族の生活を支える上で父の存在や頑張りが大きかったことは間違いありません。
ただ、時代が変わり、与論島を取り巻く環境が変わっていく中では、時代遅れの部分が出てきているのはたしかです。
これは私の実家だけの問題ではなく、島全体に共通する問題のような気がしています。
現状のやり方を良しとしてこのまま推移すれば、そのうち、高齢者は体力の限界で農業や漁業をやめざるをえなくなり、その結果、島のあちこちに耕作放棄地が増え、島の主要産業が衰退し、ますます島が寂れていくという最悪のシナリオになるかもしれません。

では、島を寂れさせないためにどうするか。
私は、島内の農地や建物・施設の有効活用を考えたほうがいいと思っています。
本土から与論島に移住したある方のブログに島の暮らしにかかる生活費の記事があったのですが、東京暮らしの私からすればビックリするほど高いものでした。
その方の記事には、余所の地域から来た人は土地や家がなかなか買えないし、賃貸物件も少なく、仕事もあまりないということが書かれていました。
私は以前から、島の活性化策として島外からの移住者を増やすべきと主張していますが、この方が書かれているような現状だと移住者はなかなか増えないでしょう。
一方で、今後高齢者が増え耕作放棄地が増えていくことが予想される状況においては、多くの無駄が発生してしまうことになります。
建物や施設も使われる頻度が少なければもったいことです。
たまに会合で使われるだけの公民館は建設費を考えれば有効活用されていないといえるでしょう。

仮に私が島の家業を継ぐことになったとして、好き勝手な行動が許してもらえるなら、土地を使って新しいビジネスを考えるかもしれません。
例えば、大きい土地であれば、適当に区画分けした上で月の土地利用料金を決め(月1~2万円とか)、契約者にはこの土地を自由に使っていい権利を与えるとか。
そうすれば、南の島暮らしに憧れている人がそこでキャンプ生活をするかもしれないし、自分で小さな小屋を建てて住むかもしれないし、そこに住みつつ何か仕事を始めるかもしれないし。
あるいは、何世帯か入居可能な小さな長屋を建てて入居者を募集するというアイデアとか。
自分だけのアイデアに限界がある場合は、これまでに培った人脈でいろんな人の力を借りることも考えます。
いずれにしろ、 「今までこうだったから、これからも同じようにやる」という考え方はしないつもりです。

私が住んでいる東京では、公共の建物・施設にアート作品が展示されている光景をよく見かけます。
地下通路の壁一面にいろんな団体の作品が並んでいる光景も見かけます。
島のあちこちにある公民館などにもそんな工夫をしてみてはどうでしょうか。
各家庭の不用品を売買するフリーマーケットを定期的に開催するというアイデアはどうでしょうか。
以前、沖永良部島の土地が中国人に買われていたことが国の安全上問題だとニュースになっていましたが、与論島の土地も耕作放棄地が増えればそうなる可能性があります。
何の使い道もなく何の益も生まない土地を買いたいという人が現れたら、生活が苦しい人ほどすぐ売りたくなるでしょう。
そういったことを考えると、先祖から受け継いだ土地だから後生大事にというのではなく、建てた建物や施設を稼働率が低いままにしておくのではなく、有効活用する方法を真剣に考える時がきていると思うのですが、いかがでしょうか?
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# by yoronto | 2013-09-05 12:11 | 島の再生

【与論島再生のアイデア(44)】与論島“第二故郷”化推進プロジェクトというのはどうか

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雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス)9月1日号は、全国の村にスポットをあてた特集でした。
北は北海道から南は沖縄まで日本全国には184の村があるようです。
特集では、その村ならではの魅力を紹介しつつ、過疎化が進む現状がありながらも、逆に他の地域から移住してきた人たちが村興しに一役買っている事例などが紹介されていました。
村興しに成功して一躍全国区になった村のことも紹介されていました。

与論町もかつては村でした。
私自身は村時代のことはよくわかりませんが、自然という点ではきっと今よりも豊かな自然が島全体に広がっていたのだろうと想像します。
ただ、島民の暮らしは物質面では恵まれていなかったため、開発が主眼に置かれて島から昔ながらの原風景はどんどん姿を消していきました。
貨幣経済の世の中、この流れはしかたがなかったことなのでしょう。
しかし、日本全体でそういう流れが進んでしまった結果、逆に今、村などが持つ原風景にスポットがあたり、豊かな自然、密な人間関係、素朴な人間性に魅せられている人が増えてきているのです。

与論島の開発はだいぶ進みましたが、それでもまだ美しい自然はたくさん残っており、それが島の魅力となっています。
こういう場所が故郷であることに私は大いに誇りを持っています。
島を離れて都会暮らしを始めた頃から今日まで、周囲の人たちから「与論島が故郷だなんて本当に羨ましいですね!」と言われることは多く、その度に嬉しさを噛みしめてきました。

ところで、私は現在東京暮らしですが、この地にかれこれ30年近く住んでいるため、今ではすっかり居心地の良さを感じています。
生まれ育った与論島を第一の故郷とするなら、東京は私にとって第二の故郷です。
“住めば都”という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。
考えてみれば、故郷を一つだけに決める必要はないわけで、いくつあってもいいんだと思います。
それに、自分にとって居心地のいい故郷をいくつか持っていると人生が豊かになります。

そこで考えたアイデアが、『与論島“第二故郷”化推進プロジェクト』なるものをつくって、島外の人、特に都会の人に向かって「与論島を第二の故郷にしてみませんか?」と呼び掛けてみてはどうかということです。
お盆や正月に帰省する度に、東京や近郊育ちの人から、「お前はいいなぁ、帰る場所があって」と羨ましがられたものですが、こういう人間観感情を考察するにつけ、東京などの都会育ちの人が自分が生まれ育った地以外にも居心地のいい住処を持ちたいというニーズはあると思うわけです。
海外では、複数の場所で住む人はたくさんいるようです。

以前から、移住者を増やすことが与論島の再生につながると主張してきましたが、当然のことながら、島外の人に与論島への移住を決断させるためには、島のインフラの整備からいろんな面での優遇策など島としての取り組みも必要になります。
かなりの投資も必要になるかもしれませんが、島興しに一番貢献するのは何といっても人材です。
いろんな知恵や知識を持った人、行動力のある人が増えていってこそ島は発展するでしょう。
都会にはないものを持っている与論島、生まれ育った都会を第一の故郷としつつも与論島を第二の故郷にできる魅力は都会の人の心を動かすのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
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# by yoronto | 2013-08-20 17:44 | 島の再生