我が魂の島ヨロン島 The Soul Island "Yoron"


本名:竹内富雄。1964年、東洋の真珠“与論島”で生まれ育つ。私の原点と魂は今もなおこの島にある。 I was born in the small island in Japan.The name of this island is "Yoron" where is very beautiful.
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<   2011年 09月 ( 27 )   > この月の画像一覧


観光ブームが去った後の与論島の厳しい観光事情

私は現在東京で暮らしていますが、友人や知人、あるいは初めて会った人に出身地が与論島であることを告げると、多くの場合、「与論島は観光地として有名ですよね」という反応が返ってきます。
与論島にとって観光業は基幹産業の一つでもあるので島上げてPRしていることもあるし、また、かつては与論島ブームが起きた時代もあったので与論島を知っている人は多いのでしょう。

しかし、現在の与論島は観光地としてどうなのだろうか、毎年多くの観光客が訪れて賑わっているのだろうかと考えてみると、残念ながらもはや観光業にはかつてのような勢いはないというのが正直なところです。
与論島ブーム時代の島の状況を知っている人が現在の状況をみると、あまりの変貌ぶり(衰退)に驚くはずです。

その要因として考えられるのは、まず第一に、本土から与論島へ行くまでの旅費の高さにあることは間違いありません。
私がたまに帰省する時は、仕事が休みのお盆や正月の時期を利用することが多いのですが、航空運賃の割引が適用されないこの時期に帰省すると運賃だけで10万円以上かかります。
今や10万円もあれば海外のパック旅行を楽しめる時代です。
よほど与論島に何らかの魅力がなければ人々は海外旅行を選ぶでしょう。

第二に、かつての与論島ブームは、島のPR活動の成果というよりは、沖縄返還前後の南国ブーム、海外旅行が高嶺の花だった時代の国内旅行ブームが背景にあったにも関わらず、当時その恩恵を受けた人たちがその状況がいつまでも続くと信じて疑わなかったこと、あるいは当時のやり方が現在でも通用すると思い込んで同じ思考で同じやり方を続けていることにあるでしょう。

与論島という名前さえPRしておけば本土からたくさんの観光客がやってくるので、島では観光施設を整備し、ホテルや民宿を建設し、お土産品を売ればいいという旧来型の発想を変えなければ島の観光業は成り立たないのが現実です。
現在リゾート開発で成功しているのは、島外の外部資本で開発された“プリシアリゾート”のみでしょう。
はっきり言って、与論島ではプリシアリゾートの一人勝ちみたいなところがなきにしもあらずです。

ネットで与論島情報を検索すると、海や砂浜などの美しい自然であったり、観光としての見所であったりなど、与論島のいい面だけを紹介しているものがあふれています。
それはそれで情報発信者側の意図に基づいているものなのでいいでしょう。
ただ、物事には常にいい面と悪い面、光と陰の両方があるものです。
私のこの記事の内容は、与論島を観光地として積極的にPRしたいと思っている人にとっては好ましからざるものかもしれません。
けれど、現実は現実、現実を直視することからしか現状打破のためのアイデアは見い出せないような気がするのです。

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<観光客に人気のプリシアリゾート>
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by yoronto | 2011-09-19 15:10 | 島の産業

お酒のアテに最高なんだなぁ、与論島の“ニビル”

与論島には、島のあちこちに“ニビル”という野生の植物が群生しています。
(ニビルは与論島の方言名)
自分んちの畑で栽培している農家もあります。
本土にも“野ビル”というのがありますがそれと同じものです。
植物学的にはネギ科になるようです。

私の実家でも畑の片隅でニビルを栽培していますが、私は小さい時からこのニビルを使った料理が好きでした。
お酒が飲めるようになってからは、このニビルがお酒のアテにいいことがよくわかりました。

いつだったか、東京の飲み仲間たちが集まった場で与論島のニビルを食してもらったところ、「これは旨い!」と大好評でした。
お酒の好きな人は、与論島産のニビルでなくても、本土で獲れる野ビルで試してみてはいかがでしょうか。

<土に生えているニビル>
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<収穫したニビル>
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<ニビル料理(味付けは塩だけ)>
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by yoronto | 2011-09-18 12:47 | 島の食物

「与論献奉」、その恐るべき儀式の中身とは!

与論島へ旅すると、泊まった宿泊先で、あるいは出会って親しくなった島民からある歓待の儀式を受けます。
その儀式とは、与論献奉(よろんけんぽう)。

それは何か、まずは次の動画をご覧下さい。





まっ、一言で説明すれば、お酒を回すことで歓迎の意を示すという儀式ですね。
与論島へ旅した経験のある人の中には、懐かしく当時のシーンを思い出した人もいるのではないでしょうか。
島民同士の間でも頻繁に行われる儀式です。
島の中だけでなく、島外でも与論島出身者(シマンチュ)が集まるとすぐこの儀式が行われます。
時にはその場に居合わせた島外の人たちも巻き込んで。

この儀式が宴の間中繰り返されると、まともにこの儀式を受けた人はベロンベロンになるまで酔っ払ってしまいます。
もともと与論島にはお酒の強い人が多いのですが、それでも前後不覚になるまでで泥酔する酔っ払いが出てきます。
この結果、アルコール依存症に陥る人もいるぐらいで、かつて、島の町議会でこの儀式廃止の是非をめぐって議論が行われたほどです。
結局、伝統文化だということで存続することが決定し今日にいたっております。

お酒を回す時は、正式には平たい盃を使うのですが、実際は手軽に手もとのコップで回すことも多く行われています。
そーいえば、以前、東京の飲み仲間たちが集まった場で、我が故郷与論島のこの「与論献奉」を参加者に体験してもらおうと実践してみたところ、ほとんどの人がつぶれてしまったことを思い出しました(笑)。

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by yoronto | 2011-09-17 10:24 | 島の文化

与論島の人々が今も大事にする、“誠打ちじゃしょり”の精神

小学生の頃、校長室のある校舎の前に、“至誠”という文字が彫られた記念碑が建っていました。
その後、小学校の校舎は建て替えられましたが、この言葉は新校舎にも引き継がれました。

誠の心、そう、これは与論島の人々が昔から大事にし、今なお大事にしている精神です。
かつて与論島は極貧の島でした。
そんな貧しく何もない島で島民たちを支えたのがこの精神でした。

古くから伝わる民謡にこんな一節があります。

打ちじゃしょり 打ちじゃしょり 誠打ちじゃしょり 誠打ちじゃしば 何恥じかちゅんが

(意味:出しなさい 出しなさい 誠の心を出しなさい 誠の心を出したなら 何も恥ずかしいことはありませんよ)

誠実さというのは世界中どこの国でも通用するでしょうし、この精神を大事にするところが人類の人類たる所以かもしれません。
私は与論島で生まれた人間の一人として、先祖から受け継がれたこの“誠打ちじゃしょり”の精神をいつまでも大事にしたいと思います。

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by yoronto | 2011-09-16 08:46 | 島の人々

与論島の男女交際は、夜這い(よばい)文化?

夜這い”(よばい)というのは、ものの解説によれば、夜中に性交を目的に他人の寝ている場所を訪れる日本の風習なんだそうです。
求婚のために男性が女性のもとに通うこともその中に含まれ、日本の古い時代には男女の関係を深めるやり方としてふつうにあったようです。
竹取物語』では、かぐや姫のもとに多くの男性が求婚のために足を運ぶ場面がありますしね。

ところで、与論島でも、私が暮らしていた頃はそんな光景が見られました。
私の姉が若かった頃には、実家に島の独身男性がちょくちょく顔を出していましたし、若い独身女性のいる近所の親戚の家にも同様に男性たちが訪れていました。
時には男性たちがかち合ったりしてね(笑)。

島での結婚は家同士の結婚のような面もあるので、男性も女性も相手を慎重に見極めようとしますし、さらには親までが相手の品定めをします。
だから、妙齢の独身女性のいる家を訪れる男性たちは、相手の女性ばかりでなく親の機嫌をとって気に入られようと努力し、時には他の家族などにも愛想をふりまいたりします。

私は都会暮らしが長くなったので最近の島の男女交際事情はよくわかりませんが、おそらく、かつてのような夜這いは少なくなっているのではないでしょうか。
ひょっとしたらもうないかもしれません。
最近は、島の人同士ではなく、他の地の人との結婚も増えましたしね。
夜這いを古き良き文化とみるか、時代遅れの文化とみるか、恋愛結婚やお見合い結婚などに慣れてしまった現代人はどうみるのでしょうか。

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by yoronto | 2011-09-15 10:35 | 島の文化

生まれた時から海とともに生きる与論島の人々

与論島は南洋に浮かぶ小さな島、周囲は海に囲まれています。
こんな環境なので、島の人たちは生まれた時から海とともに生きています。

暮らしの糧を得る場として、遊びの場として、心を癒す場として、それぞれの人たちに海はいろんなものを与えてくれます。
私も子供の頃から海に親しんできました。
島を出るまで海のない生活は想像できませんでした。

郷里である与論島には年に1回程度帰省しますが、島に帰る度に必ずすることは実家のすぐ近くにある海岸の散歩をすることです。
朝の散歩、昼の散歩、夕方の散歩、その時々で海はいろんな表情を見せてくれます。
雄大な海を眺めているだけで心が洗われるような気がし、癒されます。

海と縁のない都会育ちの子供たち、大人たちに与論島のエメラルドブルーの素晴らしい海を見せてあげたい、ふとそう思うことがあります。

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by yoronto | 2011-09-14 11:20 | 島の人々

島のちっちゃな小学校、でも子供たちには夢がある!

与論島には小学校が三校あります。
一番生徒数が多いのが島一番の繁華街にある茶花小学校、次に多いのが私の母校でもある与論小学校、そして一番少ないのが住んでいる島民も少ない那間地区にある那間小学校

かつてはこの島にもたくさんの子供たちが住んでいましたが、世の中の流れ同様少子化が進み、小学校、中学校、高校とも生徒数は年々減少するばかりです。
中でも最少生徒数の那間小学校は存続さえ危ぶまれています。

でも、子供たちは元気いっぱいで、明るく、将来に大きな夢を持っています!
きっと、子供たちは本土の子供たちにも負けないで立派な大人になり、与論島の未来を、日本の未来を担ってくれることでしょう。

<一番生徒数の少ない那間小学校>
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<那間小学校卒業生の将来の夢>
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by yoronto | 2011-09-11 16:23 | 島の人々

与論島の空の便、沖縄から(へ)、鹿児島から(へ)

与論島と本土を結ぶ空の便は、与論空港-那覇空港間与論空港-鹿児島空港間の2ルートがあります。
東京、大坂などから行く時は、所要時間、金額面からいえば与論空港-那覇空港間ルートのほうが短く、安くすみます。
(東京からだと所要時間は約3時間です)

与論空港-那覇空港間を結ぶ離島便は、「琉球エアコミューター(RAC、RYUKYU AIR COMMUTER)」。
与論空港-鹿児島空港間を結ぶ離島便は、「日本エアコミューター(JAC、JAPAN AIR COMMUTER)」。
ちなみに両便ともプロペラ機で、天候が悪い時はけっこう揺れます(笑)。

<与論空港全景>
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<空港ビル>
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<空港ビル内カウンター>
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<琉球エアコミューター>
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<日本エアコミューター>
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<到着口>
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by yoronto | 2011-09-10 08:51 | それ以外

サトウキビの一生

与論島の主力産業の一つである農業の主な農産物は、“サトウキビ”です。
サトウキビは1年間かけて栽培され、収穫の早い農家では年初あたりから収穫作業に入ります。
収穫は春までかかるほど長期間です。

かつて島の人口が多かった頃は、各農家に収穫労働の担い手である子供たちがたくさんいたのでそれぞれの農家で無事に収穫作業を終わらせることができたのですが、今は人手が足りず、他人に応援を求める農家も多いと聞きます。
農業の担い手不足は与論島も例外ではないのかもしれません。

サトウキビは苗を育て、それを耕した畑に作付するところから始まります。
時々肥料をまいたりしながら育てていきます。
台風や干ばつの被害を受けたりすることもありますが、サトウキビは生命力のある植物なのでしぶとく育っていきます。

しっかり成長を遂げ出荷できるほどの状態になると、収穫作業が島内のあちこちで始まります。
収穫されたサトウキビは、島唯一の製糖工場にトラックで運び込まれ、製糖の過程を経ていろんな製品に姿を変えていきます。
与論島の地酒“有泉”(ゆうせん)も原料にはサトウキビが使われています。
機会がありましたら、ぜひ飲んでみて下さいね。

<サトウキビの苗>
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<苗の作付>
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<成長したサトウキビ>
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<収穫作業>
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<島唯一の製糖工場>
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<地酒(黒糖酒)“有泉”>
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by yoronto | 2011-09-09 13:58 | 島の産業

与論島は未開拓のまま昔の姿を残すべきだったのか?

本土から癒しを求めて与論島へ旅する旅人(与論島の方言では“タビンチュ”)、普段は本土で暮らしたまに帰省する出身者、あるいは自然や古い時代について研究する研究者などは思うことでしょう。
昔の自然が残る、古き良き文化を残す島であり続けてほしい」と。
しかし、与論島は時代とともに開発が進み、本土の文化もどんどん入り込んでいます。

私が幼少の頃は、野生の木々や植物が群生する場所が島のあちこちにたくさんありましたが、昭和54年(1979年)に本格的に始まった「与論校区農村基盤総合整備事業」(通称“構造改善”)により、それらの場所は開墾されて畑になり、野生の自然は姿を消していきました。
逆に、その結果、島の農業の生産性は大幅に向上しました。
民族学者・宮本常一氏は、変貌した与論島を見て、昔の与論島のほうがよかったというようなことを著書で書いています。

しかし、この島で暮らす人々は違う思いを持っています。
その思いを一言でいえば、「豊かになりたい」ということです。
昔のままの自然を残すことで島全体、島民の多くが潤い、豊かになるのであれば島を変える必要はないかもしれません。
ただ、現実はどうかといえばそれは難しいと言わざるをえません。
ましてや、今は、かつての観光ブームが過ぎ去り、もともとからやっていた農業や漁業、その他の産業で島の経済を維持していくしかない状況です。

自分たちが生きていくためには、子供たちを本土の学校へ通わせるためには現金収入が必要です。
また、本土の情報が入り込めば入り込むほど、島民たちは本土の生活に憧れ、同じ文化、スタイルを共有したいと考えます。
これは与論島に限らず、過疎化が進む辺境の片田舎で暮らす人々に共通する思いでしょう。
「昔の自然が残る、古き良き文化を残す島であり続けてほしい」と願うのであれば、そう願う人たちがそうなるように何らかの貢献をするしかありません。

島に帰省する度に変わりゆく与論島を見て複雑な思いがします。
開発、発展、、、、島民には必要なことなのでしょう、、、、一方で、消えゆく自然、古き良き文化、なんだかもったいないような気がします。
このまま開発、発展が進み、与論島がかつての与論島ではなくなり、本土の風景と変わらぬ風景になった時、島民は、島外の人たちは与論島にどういう印象を持つのでしょうか。

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by yoronto | 2011-09-08 10:36 | 島の文化