我が魂の島ヨロン島 The Soul Island "Yoron"


本名:竹内富雄。1964年、東洋の真珠“与論島”で生まれ育つ。私の原点と魂は今もなおこの島にある。 I was born in the small island in Japan.The name of this island is "Yoron" where is very beautiful.
by yoronto
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カテゴリ:島の言葉( 1 )


親は、子供に与論島の方言(言葉)を教えよう!

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私の島外暮らしも30年近くに及びますが、そんな中で次第に与論島の方言(言葉)を忘れていっています。
とても残念なことです。
この傾向は私だけでなく、他の与論島出身者にも共通しています。
島民が話す言葉の内容は理解できても、自分が話そうとすると島の言葉が出てこないので共通語を使ってしまうということがよくあります。

言葉というのは、国、地域にとって文化そのものです。
だから、国家レベルになると国語教育に力を入れるのです。
自国の影響力を他国、他地域に拡大したい時には自国文化、特に言葉の普及も一緒に行うのが常です。
これは企業活動も同様です。
日本にはたくさんの外資系企業が進出していますが、そういった外資系企業では日本人でも英語力のある人のほうが重用されます。
なぜなら、日本に進出してきた企業にとってはそうしたほうが自分たちの影響力を高められるからです。

与論島の学校で勉強していた頃、歴史の教育で「日本は単一民族国家」だと教えられました。
使用された教科書は日本中で共通の言語で書かれたものでした。
しかし、大人になって、改めていろいろ勉強してみると、「日本は本当に単一民族なのか?」という疑問が出てきました。
よく例外として琉球やアイヌなどが取り上げられますが、実際のところは、昔は日本全国にいろんな民族がいたのを武力のある民族が制圧して自分たちの文化、やり方を押し付けていっただけなのだと思います。

小学生の時の出来事で、今でも忘れられないシーンがあります。
私が通っていた小学校では、クラスの生徒の多くが生徒同士の会話では方言を使っていました。
授業中でもすぐ横の友達とやりとりをする時は方言でした。
学校の先生には島外出身者が多かったのですが、先生の中にはこういう方言が飛び交う教室の雰囲気を嫌う人もいました。
「学校では方言を使用しないこと!」と厳しく指導する先生もいたほどです。

ある時、授業中に方言を使った生徒が罰として廊下に立たされました。
その時、生徒の首から「私は方言を使いました」と書かれた紙札がさげられました。
当時はそのことを大したことだと思っていませんでしたが、東京で暮らし始めてから、周囲にその思い出話をすると、多くの人が憤慨してこう言いました。
「その先生がやったことは教育者としてあるまじき行為だ。島の文化を圧殺しようする非文化的な行為だ」と。
今なら私も同じことを思うでしょう。

まぁ、島外出身で島の方言がわからない先生からしたら、「自分が理解できない言葉が学校で飛び交ったらたまらない」、「共通語を覚えさせないと教育が進まない」などいろんな思いはあったのかもしれません。
一方で、共通語を浸透させればさせるほど島の方言は失われていくのは自明の理です。
最近では、島民の子供たちの中に方言をしゃべれない子供も多いと聞きます。
それは、親が方言を教えないからでしょう。
本土からの移住した人が方言を知らないはしょうがないのですが。

与論島民全員がもし与論島の方言を使えなくなったら、その時点で与論島は先祖から受け継いだ島の言葉文化を失うことになります。
文化というのは意識して継続しない限り、変化もするし、なくなってしまうものでもあります。
島にいた頃は、都会からやって来た人たちの言葉を聞いてかっこいいと思い、自分も都会人と同じ言葉を駆使できるようになりたいと思っていました。
しかし、今は、逆に自分が生まれ育った地の言葉を理解でき、話せる人でありたいと思っています。
だから、同じ東京に住んでいる弟と会う時は極力方言を使うように努めています。

私は与論島に住む方々へこんなメッセージを送りたいですね。
親は、子供に与論島の方言(言葉)を教えよう! 

学校教育、その他の場面で共通語を覚える機会はたくさんあります。
島外に出たら否が応でも共通語を使わざるをえなくなります。
与論島の方言を覚えられるのは家庭、島内しかありません。
言語は大切な文化です。
島民がそのことに気付き、教育の中に取り入れていくことを期待してやみません。
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by yoronto | 2011-11-04 10:11 | 島の言葉