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我が魂の島ヨロン島 The Soul Island "Yoron"


本名:竹内富雄。1964年、東洋の真珠“与論島”で生まれ育つ。私の原点と魂は今もなおこの島にある。 I was born in the small island in Japan.The name of this island is "Yoron" where is very beautiful.
by yoronto
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与論献奉、過ぎたるはなお及ばざるが如し

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与論献奉、過ぎたるはなお及ばざるが如し_e0032991_1020362.jpg

9月17日付の記事で、与論島に古くから伝わる酒飲みの儀式『与論献奉』について紹介しました。
これはある面で与論島をPRできる伝統儀式でもあります。
ただ、一方で、これを大義名分にして酒を浴びるほど飲むような慣習もあることから健康を害する人も多く問題にもなっています。
特に男性の間では何かにつけこの儀式が行われます。
島外でも与論島の関係者が集まるとよく行われます。
誰ともなく言い出すんですよね、「さー、与論献奉始めるぞ」と。

私は酒は好きなので飲む機会があるのは嬉しいのですが、でもやはり物事には何だって限度というものがあります。
健康問題に関わることであればなおさらです。

過ぎたるはなお及ばざるが如し

ということわざがあります。
意味は、「何事も度を越してはよくない。程々がよい」ということです。
節度を守ることは大事なことです。
与論献奉のいけないところは、酒を度を越して飲んでしまったり、相手に無理やり飲ませてしまう行為が見受けられることです。
これじゃ、健康的にも悪いし、無理やり飲まされたほうは楽しくありません。

私はかなりの酒好きなので、それこそ東京中の酒の名店を飲み歩いています。
飲み歩きの軌跡をブログで書いていますが、最近ではこのブログを店選びの参考にしている人もたくさんいます。
(ブログ:華麗なる新橋徘徊族
そんな私でも、度を越して飲んだり、他人に無理強いする飲み方はいただけません。
というか、そういう飲み方はやめてほしいのです。

前日泥酔するまで飲んだ人が仕事に出てくると、「お前、強いな~、あんなに飲んだのに!」と驚き相手に尊敬の眼差しを向ける人がいます。
でもね、そんなことは賞賛に値することじゃないんです。
仕事人が仕事をきちんとするのは当たり前のことです。
仕事には出てきたけど前日の酒のせいで午前中は頭が回らないとか、その日は仕事にならなかったなどというのは仕事人として失格です。
飲むなら飲むで翌日のことを考えながら翌日にひきずらない飲み方をすべきです。

私はけっこうハシゴ飲みをしますが、ほとんど翌日に残りません。
飲んでいる時もそれほど理性を失いません。
なぜかといえば、過去にたくさんの失敗を経験し、それを反省し、自分に合った飲み方を身につけたからです。
もちろんたまには酔っ払うこともありますけどね(笑)。
しかし、その時はその日は酔っ払ってもいいと決めてから飲んでいるんです。
翌日大事な用事がある時には決してそんな飲み方はしませんし、場合によってはお付き合いもしません。

与論献奉は与論島の大切な伝統儀式として残したほうがいいというのが私の考え方ではありますが、健康を害したり、他人に迷惑をかけるような儀式だけはやってほしくないというのが切なる願いです。
酒は楽しく、美味しく、そして程々に、それが基本ですね。

by yoronto | 2011-10-14 10:50 | 島の現状
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